財界ふくしま12月号、発売

■スクープ!
土地改良区の理事長が横領発覚後に〝自殺〟!?
今後は「使途不明金の回収」「賦課金の値上げ」が焦点に…

長年にわたり会津坂下町只見川土地改良区の実務を取り仕切っていた理事長が自殺し、私的流用を続けていたことが分かった。職務代理者をはじめ、残された理事、職員らが金融機関の残高証明や税理士、土地連などのチェックを受けたところ、総代会で承認を得た財産目録との違いが明らかになっている。今後は、第3者を交えた調査委員会による調査をした後に組合員への私的流用の内容を報告するとしているが、同様の事態は全国でも頻発している。

■検証レポート
交付金を巡って会津若松市の町内会が大揺れ!!
制度変更時のボタンの掛け違いが混乱の〝元凶〟

平成17年に会津若松市では、行政区の〝世話人・まとめ役〟的な存在である区長の報酬を町内交付金に変更した。しかし、いまだに市から区長の個人口座に交付金が振り込まれ、町内会に交付された交付金も決算書に載っていないケースがある。市では区長の報奨金を町内会に支払っているという前提があることから、制度改正から16年経ったいまも、区長の源泉徴収をしていない。

■追跡レポート③
相馬玉野メガソーラーで市民団体が事業者責任の明確化を求め署名運動を開始!
注目される相馬市と事業者の協定書の中身

本誌10・11月で取り上げてきた相馬市玉野地区の巨大メガソーラー設置をめぐる問題で、10月11日に相馬市民の会主催の第3回説明会が開かれた。本誌は同日の様子とともに、巨大メガソーラー設置をめぐるその後の動きを取材した。

■2021相馬市長選
多選の弊害より高まる待望論で、間もなく6選表明へ!?
相馬市政の最大の課題は〝ポスト立谷〟に

12月19日投票の相馬市長選は10月末段階で出馬の意向を表明した候補者は誰もおらず、現職で5期目の立谷秀清市長の6選出馬が最大の焦点となっている。20年前に市長選に挑んだ際には最長で3期12年を自らの任期と定めていたが、震災と原発事故からの復旧・復興・創生に当たるためにそこから2期を務め、集大成を迎えようとしていたところに新型コロナウイルス感染症が起きた。
いまや全国市長会長として、名実ともに実力首長に評される立谷市長の6選出馬が濃厚になる中、相馬市の次の課題も浮かび上がってきた。

■インサイドレポート②
郡山市が西ノ内町内会・前会長の審査請求を却下
対立は〝泥沼化〟の様相も?

郡山市・西ノ内町内会の前会長が解任の無効を訴えて会長変更の届け出を受理した郡山市に審査請求をしていた問題で、郡山市は9月末日、前会長の審査請求を却下した。本誌はこの間の経緯について取材した。

■二本松市長選レポート
「選挙の三保」にはやっぱり勝てない!?
今回は諦め、目指すは4年後の市長選?

合併後5回目を迎える二本松市長選は、告示日まで1カ月を切ったいまでも、現職・三保に対する対抗馬擁立の目途は立っていない。現市政には批判の声は挙げるものの、具体的な動きに至らないのはなぜか。その内情を取材した。

■編集長インタビュー
西田創 福島スポーツエンタテインメント㈱代表取締役社長
福島ファイヤーボンズが先頭に立ち「誇れる福島」をつくる
「識学」の有用性で地域の可能性の最大化へ

東日本大震災と原発事故後の2013年にチームを設立し、翌年のbjリーグに参加。2016年からのBリーグに参戦してきた福島ファイヤーボンズは昨年、Bリーグのクラブライセンス交付規定による累積債務の解消に迫られ、東証マザーズ上場の㈱識学の経営支援を仰いだ。既に開幕した2021-22シーズンではB1昇格を目指し、経営面では営業体制の再構築やマーケティング活動の活性化に取り組んでいる。今年5月から福島ファイヤーボンズの運営会社の舵取りを担う西田社長に、地方における地域密着型のプロスポーツの持続可能性を高めるための経営戦略や県民が待ち望むB1昇格の展望について聞いた。

■特別インタビュー/佐藤勝彦(一社)福島県病院協会長
若い医師が地域に根差していくための対策を

■特別インタビュー/本間達也(一社)福島県老人保健施設協会長
コロナ禍を機に、介護保険制度の持続可能性が問われていく

■特別インタビュー/藪政勝日本中央競馬会福島競馬場長
昨年以来の有観客!臨場感ある福島競馬を

■新首長に聞く/箭内憲勝泉崎村長
身近に感じられる行政運営を

■特集/コロナ禍から地域経済再生へ」県内10商議所会頭メッセージ
・福島商工会議所会頭 渡邊博美氏
・郡山商工会議所会頭 滝田康雄氏
・会津若松商工会議所会頭 澁川恵男氏
・いわき商工会議所会頭 小野栄重氏
・白河商工会議所会頭 牧野富雄氏
・原町商工会議所会頭 高橋隆助氏
・会津喜多方商工会議所会頭 佐藤富次郎氏
・相馬商工会議所会頭 草野清貴氏
・二本松商工会議所会頭 山口純一氏
・須賀川商工会議所会頭 渡邉達雄氏

■特別掲載/〈第3回〉部門間対話企画
人間力をめぐる対話―東西の思想から考える「人間力」―
学校法人昌平黌・東日本国際大学
〈第3部〉森田実名誉教授/吉村作治総長/松岡幹夫東洋思想研究所長/福井朗子いわき短期大学幼児教育科学科長/三浦健一准教授
〈第4部〉中西文雄客員教授(なかにし内科クリニック院長)/緑川浩司理事長/三浦健一准教授

■連載/ふくしまから地球文明の未来を
福島人・東北人は日本国民に「努力」の大切さを教えた
「実に恐ろしいものは人間の努力である」(マルコーニ)
森田 実 政治評論家・ 東日本国際大学名誉教授

■連載/世界のフクシマ県人会
ストックトン亜紀子パースふくしまの会会長

■連載〈第5回〉/フクシマ発!「エナジア」の挑戦
再生可能エネルギーで復興の〝見える化〟を実現する
白石昇央(株)エナジア代表取締役

■特別連載〈最終回〉/提督山本五十六 その栄光と挫折
星 亮一

■ざいかい短信
・広野町長選/現職・遠藤の3選は揺るぎなし?
2021年11月04日