財界ふくしま5月号、発売

財界ふくしま5月号、発売


後を絶たない持続化給付金の不正受給
中企庁の「認識確認書」に脅える〝受給農民〟!!
国の制度設計の不備、ずさんな審査こそ問題だ―

コロナ禍で月の売上高が前年同月比50㌫以上減った事業者を対象にする持続化給付金を巡り、申請をした農家に中小企業庁の委託を受けたとする弁護士事務所から持続化給付金の不正受給等に関する認識確認書が送られていたことが分かった。中小企業庁では「コロナ禍で被害を受けた農家が、農閑期を対象月として申請しても問題ない」との見解を示してきたことで、混乱に拍車が掛かっている。その背景には国の制度設計の不備をはじめ、ずさんな審査などが浮かび上がってきた。

■郡山市長選直前情報
「組織力の勅使河原」と「実績の品川」を「草の根・川前」が猛追!
経済県都・郡山の新リーダーは?

4月11日告示、同18日投票の郡山市長選は3月末時点で現職の品川萬里と新人で前県議の勅使河原正之、同じく新人の郡山市議・川前光徳の3人による三つ巴の可能性が濃厚で、既に各陣営とも臨戦態勢に入っている。本誌は告示日を直前に控えた現在の情勢を取材した。

■インサイドレポート
県発注の解体工事で郡山市の業者が再び工事代金を未払い!?
煽りを受け3次下請の外国人労働者が被害に

福島県(内堀雅雄知事)が発注した応急仮設住宅撤去業務で、またしても「下請への工事代金の未払いが発生している」との情報が寄せられた。元請は過去にも同様の問題を起こしている郡山市の福田建設だ。本誌は全容を取材し繰り返される「工事代金未払い」の要因を探った。

■市町村議選当落直前予想/双葉郡浪江町
・低調ムードも、告示日前に実戦モードへ!?

■特集/東日本大震災・福島の10年
・特別インタビュー/轡田倉治県商工会連合会長
震災とコロナ禍の克服に向け、会員事業者の声を代弁していく
・佐藤淳一県町村会長
震災を教訓に災・減災・国土強靭化対策を推進
・特別メッセージ/小野利廣県建設産業団体連合会長
~健全な県土と豊かな未来を~

■新首長に聞く/藤原一二川俣町長
「住みやすい」マチづくりで移住・定住につなげていく

■新首長に聞く/村上昭正小野町長
町民参加で地域コミュニティー再構築を

■トップインタビュー/藪政勝日本中央競馬会福島競馬場長
一日も早い福島競馬の再開を
より安全性を確保したスタンドを整備

■特別インタビュー/長谷川敬一(一社)福島県作業療法士会長
医大「保健科学部」と協力し地元に人材を根付かせていく

■特別インタビュー/須田博行伊達市長
若者の定住化に向けてIC周辺の地域づくりを進めていく
相馬福島道路を生かしたマチづくりを

■編集長インタビュー/須佐尚康東洋ワークグループ社主・東洋ワーク㈱代表取締役会長
ビジネスデベロッパーとして、更なる高みを目指す
新規上場、グループ総売上高1000億円企業へ

仙台市に本社を置き、全国に拠点を展開する東洋ワークグループが、今年、創業45周年を迎えた。金山町出身の須佐オーナーが仙台市で人材派遣業を起業してから、現在では12事業分野を擁する企業グループを形成。2024年に東京証券所への新規上場を射程に捉えるまでになった。また、後継者難などによる東北地方の中小企業の大廃業時代を見据えたダッチャキャピタル㈱を設立するなど、その多方面での取り組みが注目されている。


■あぶくま高原道路特集メッセージ/塩田紀久あぶくま高原道路管理事務所長

「あぶくま高原道」は、東北自動車道矢吹ICと磐越自動車小野ICを結ぶ自動車専用道路として、全面開通してから今年で10年を迎えた。ふくしま復興再生道路の一つとして位置付けられ、産業面や観光面での重要性も高まっている同道路の現在・未来を塩田紀久所長に伺った。

■特別対談/亀井 淳㈱イトーヨーカ堂前社長(㈱パートナーズ企画代表取締役)/内田広之東日本国際大学地域振興戦略研究所所長
「人間力をめぐる対話-東西の思想から考える『人間力』-」前編
リーダーとして「愛のある不公平」も時には大切だ!

東日本大震災と福島原発事故から10年を迎えた。学昌平黌・東日本国際大学(緑川浩司理事長)は、原発事故から一番近い大学として、浜通り地区の復興に様々な角度から取り組みながら全国・世界へ発信している。今回は総合スーパーとして知られる㈱イトーヨーカ堂前社長で2度に渡り社長に就任し、日本を代表する経営者の一人として広く知られており、現在、経団連顧問も務める亀井淳氏と内田広之同大学地域戦略研究所長に、経営トップ・リーダーとしての心構えや教育の重要性、コロナ禍後の日本の指針などについて語り合って頂いた。

■特別掲載〈第2回〉部門間対話企画
吉村作治東日本国際大学総長(イスラーム研究部門部門長)/長谷川奏東日本国際大学客員教授(イスラーム研究部門) /作家・村上政彦氏/脳科学者・中野信子氏/城山陽宣東日本国際大学准教授(現代儒学研究部門部門長)/倉田 貢東日本国際大学教授(西洋哲学研究部門部門長)/ 三浦健一東日本国際大学准教授・東洋思想研究所主任研究員

「人間力をめぐる対話-東西の思想から考える『人間力』-」前編

東日本国際大学東洋思想研究所では2017年度から現代儒学研究部門、現代仏教研究部門、西洋哲学研究部門、イスラーム研究部門の4研究部門体制となり、活発な研究・教育活動を展開している。そこで、本誌は4研究部門の取り組みについて3回にわたり掲載する。第2回は「人間力を鍛えよう」について、「なぜ人間力が大切なのか」、「性格は変えられるのか」、「仕事と恋愛にどう向き合って行くべきか」、「夢を実現するために求められること」の4つのテーマを中心に語っていただく。

■ざいかい短信
・アイスホッケー連盟が県の対応に不信感




2021年04月05日