財界ふくしま5月号、発売

財界ふくしま5月号、発売

■深層レポート
基本合意から3年―。
福島労災病院の移転に立ちはだかる!!“壁”!!
医療系大学に舵を切った医療創生大に成算はあるのか?

平成29年5月に当時のいわき明星大学(現・医療創生大学)、独立行政法人労働者健康安全機構・福島労災病院、いわき市との間で「労災病院の移転に関する基本合意」が締結され、医療創生大敷地内への労災病院の新築・移転が動き出した。しかし、あれから3年―。一向に移転の具体的な動きが見えてこない。医療創生大には労災病院の附属病院化による医学部の設置構想を持っていたという観測も流れる中、本誌はその深層を探った。

■緊急レポート
郡山女子大学教授の新型コロナウイルス感染で新たな情報
接触後、教え子の結婚披露宴に出席した教授も?

■検証レポート
堤防整備の加速で郡山市・永徳橋の危険度が増幅!?
品川市政は“危機感なし”の答弁に終始

昨年10月の令和元年東日本台風で甚大な被害を受けた郡山市徳定地区の阿武隈川に架かる永徳橋を取り巻く環境が、堤防整備の加速化によっていままで以上に危険な状態になりつつあり、郡山市議会の3月定例会でも取り上げられた。本誌は3月定例会の様子とともに、今後、予測される永徳橋の危険な状態について取材した。

■インサイドレポート
舟木幸一昭和村長が選挙を睨んで予算措置なしで事業を執行?!
単なる氷山の一角、村議は「議会軽視」と猛反発

昭和村の特産品「かすみ草」は、大量の雪を活用した“雪室”と呼ばれる施設で品質を確保してきた。ところが、今年は記録的な雪不足もあり、雪室への雪の搬入が除雪した量では足らず、山間部などからかき集める事態となったのである。追加された経費は農業振興の観点から既に村が負担しているものの、その予算が3月議会で補正予算案に計上されていたことを受け、議員からは議会軽視との批判が出ている。


■追跡レポート
塙町議会「百条・報告書」に失望の声!
宮田町長“不起訴”で入札妨害罪は藪の中

2月末に公表された塙町議会の百条委員会の報告書について町民の間から落胆の声が上がっている。一方、福島地検は宮田秀利町長をめぐる官製談合疑惑について、いまだ結論を出していない。(3月末時点)本誌は報告書への町民の声と7月に任期満了を迎える町長選の情勢を取材した。

■市町村議選当落直前予想
・大沼郡三島町
 注目新人出馬も無投票で決着か
 
■特別インタビュー/菊地健治一般社団法人福島県介護支援専門員協会長
家族のライフスタイルに合わせた介護サービスの調整役に

■特別インタビュー/須田博行伊達市長
相馬福島道路のメリットを生かした若者が定住するマチづくりを
市民の生活再建に向け一日も早い復旧復興を

■編集長インタビュー/栗山亀美一般社団法人古民家再生協会福島代表理事
古民家を守り、未来へ残す
古民家を観光資源にしたDMCで地域の活性化へ

伝統的な建築工法で建てられた古民家が若年層にも支持を集めている。だが、古民家の流通や取引の実態はあまり知られていない。ほとんどの場合は購入してからリフォームやリノベーションが必要になるように、新築物件とは異なる留意すべき点があるのも事実だ。社会問題化している空き家の解消。そして移住・定住や滞在型観光の拠点として、地域活性化の有効なツールとして自治体でも活用が探られている古民家について、栗山代表理事に聞いた。

■連載/県内大学リレー寄稿「フクシマの未来像」
【第55回】音環境から考える高齢社会における災害対応
濱田幸雄 日本大学工学部建築学科教授

2020年04月03日