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■インサイドレポート
集会所建設で〝疑惑まみれ〟の押山利一大玉村長
建設費2790万円の評価額が1410万円の〝怪〟
大玉村の集会施設の建設を巡り、押山利一村長に〝疑惑"が浮上している。集会施設の事業主体である地縁団体・玉井9区婦人ホームのあずかり知らぬところで建設業者が決まり、震災時の木造仮設住宅を再利用した坪単価100万円という価格が設定されていく。極めつけは、火災保険に加入するための査定額が、何と建設費の半分にしかならない。いま、地域住民から、押山村長に不信の目が向けられている。
■2022フクシマ知事選
内堀県政3期目へ。 オール福島の選挙体制はどこまで続く!?
「3期で終える」説も、ポスト内堀が低調な理由
10月30日投票で行われる知事選では3期目を目指す現職の内堀雅雄(58)が出馬を決め、4年前の知事選に続く事実上の信任投票の様相を呈している。8年前の知事選で内堀県政が誕生してから、県政界では中央政界の与党と野党が相乗りする状況にあり、いずれも県政与党の立ち位置を示してきた。「復興に与野党なし」という、オール福島の選挙体制も震災と原発事故から11年が経つと、徐々に路線の違いが拡がっている。強力な対抗馬が不在のまま、3選を目指す内堀県政に4期目はあるのか―。
■浅川町長選直前情報
浅川町「中学校建設」に異論噴出!
継続か一時休止か?町長選の争点にも
10月11日告示、同16日投票の浅川町長選は本誌10月号で取り上げた通り、2期目を目指す現職と新人の前議長による一騎打ちの様相を見せている。そんな中、浅川中学校の建設事業が新たな争点に浮上している。「事業継続」の立場の現職に対し、新人の前議長は「一時休止、延期」を主張。本誌は建設の経緯と併せて事業の是非について取材した。
■追跡レポート
広野町が〝協議の事実〟を隠蔽し、施工業者に責任を押し付け!!
東北経済産業局の書類検査を悪用か――
広野町の浅見川の浅倉橋の付帯道路工事で会計検査院から設計と異なる箇所があり、交付金101万円の返還を求められた。施工業者は広野役場と協議したという認識だが、遠藤町長は議会で「施工業者が町に対して協議をしないで自らの判断で行った」と答弁している。行政は契約に定められた品質を確認するための完了検査をしているが、なぜ、広野町では不適合物件を見逃したのか―。更に取材を進めていくと、行政と施工業者が工事変更の協議をしていた事実が表面化しないよう、組織的な隠蔽を図った疑いが出てきた。
■特別インタビュー/内田広之いわき市長
新たな挑戦企業を支援し産業振興を目指す
■特別インタビュー/曳地利光県土木部長
〝7つの目標〟で時代潮流に対応していく
■2022インタビュー/桜田葉子学校法人福島学院理事長、福島学院大学・同短期大学部学長
地域に貢献し、地域に選ばれる「福島ならでは」の大学へ
来春、マネジメント学部地域マネジメント学科を開設
■特別インタビュー/鈴木久社会福祉法人昌平黌理事長
「長年勤めていたい」と思える魅力ある職場環境の実現を
■首長インタビュー/塩田金次郎石川町長
「暮らして良かった」「生まれて良かった」マチづくり
■新首長に聞く/吉田栄光浪江町長
浪江の復興から、県全体の発展に貢献していく
■連載〈最終回〉/ふくしまから地球文明の未来を
ふくしまが東日本大震災から真の復興を為し遂げた時、ふくしま魂は地球文明の核となる
「我れに三宝あり。持して之を保つ。一に曰わく、慈。二に曰わく、倹。三に曰わく、敢えて天下の先と為らず」(老子)
森田 実 政治評論家・ 東日本国際大学名誉学長
■連載/県内大学リレー寄稿「フクシマの未来像」
【第80回】被災地の雑穀栽培にみる復興の新たな地平と未来への示唆
石井秀樹福島大学食農学類准教授
■連載/世界のフクシマ県人会
渡部伊市北伯福島県人会長
■連載〈最終回〉/一千年の時を刻む薬師如来
―仏都会津の慧日寺御本尊を復元―
五十嵐源市元磐梯町長
■ざいかい短信
・郡山市虎丸町・積水ハウス施工のマンション解体で「騒音・振動」苦情!