財界ふくしま2025年3月号


850円(税込)
■立体特集
衆議院「福島1区」「福島3区」自民候補者選考の行方
衆院1区・衆参ダブルでは不戦敗の恐れも
亀岡ショックと本命不在で、次期候補者の見通し立たず
選挙前には、旧安倍派からノルマを超えたパーティー券収入の還流を受けた問題でダメージを受け、落選後には新1区内の神社の例大祭などで寄付行為をした疑いで書類送検された亀岡偉民前衆議院議員。その進退もさることながら、1区では次期衆院選候補者となる選挙区支部長が不在の状況が続いている。今夏の参院選も控える中、1区内を駆け巡る情報の多くは実現性が低く、決め手に欠いている。意欲ある候補者がいる3区とは別に、1区は公募によって選挙区内外からの人材を募るしかないようだ。
■立体特集
衆院3区・混迷する自民の候補者選考―
上杉にNO!会津の県議〝擁立〟が急浮上!!
自民党では昨年10月27日の衆院選の結果を受けて、3区では新たな支部長選考が始まっている。昨年の衆院選では公示直前に菅家一郎の非公認が決まり、出馬を見送った菅家に代わり、急遽、無所属で出馬したのが県南地方をエリアにした旧3区を地盤にした上杉謙太郎衆議院議員だった。しかし、新たな支部長選考を巡っては、裏金議員は候補者にふさわしくないとの意見のほか、会津モンロー主義で会津が選挙区の県議会議員を推す声も挙がっている。
■検証レポート
塙町・宮田町長の選挙公約エール商品券2万円配布」に賛否
地方交付税からの拠出に疑問の声も
宮田秀利塙町長が昨年6月の町長選の際に公約として掲げた「1人2万円のエール商品券配布」を含む補正予算が、1月8日の同町臨時議会で可決、承認された。町内では歓迎する声が聞かれる一方、一部の町民からは選挙公約に地方交付税が充てられたことへの疑問の声も聞かれている。本誌はエール商品券配布をめぐる賛否、是非について取材した。
■検証レポート
小野町長選―現職・無競争の2期目突入が濃厚!
町民の関心は「定数割れ」の町議再選挙の行方?
■新首長に聞く
村上利通国見町長
町民が誇りを持てる国見町であるために
■特別インタビュー
立谷秀清相馬市長に聞く
地域経営の観点に立ち、真の地方創生を
■特別連載⑥/佐藤民宝とその時代
晩年は『財界ふくしま』の主筆
作家 笠井 尚
■連載/県内大学リレー寄稿「フクシマの未来像」【第106回】
川越清樹福島大学共生システム理工学類教授
気候変動影響、及び水災害の課題解決と持続可能な社会の創出への展望
■連載/文化企業家の系譜
【第8回】渡邊奈美ふくしま現代朗読会代表
言葉に込められた力を導き自己表現として光を照らす
■連載/昭和100年ふくしま
【第2回】(株)新田商店