財界ふくしま2025年1月号
850円(税込)
■インサイドレポート
板倉病院が〝大量パワハラ退職〟で看護基準違反か!!
驚愕!!任意入院患者の身体拘束・隔離が常態化
2年半前に、福島市内の精神科・心療内科の医療法人板倉病院で患者への虐待や盗撮が行われているという投書が本誌に届いた。
ところが、今度は院内でパワハラが横行し、看護師をはじめ職員が退職に追い込まれているというのだ。
しかも、職員の大量退職で看護配置基準を満たしていない状況に陥っているという。本誌は、その実態に迫った。
■2025参院選展望
衆院選の自民惨敗で現職・森に不安論
大事なのは勝てる候補、森にはこだわらない?
7月28日の任期満了まで半年余りとなった夏の参議院選挙は、自民現職で4選を目指す森雅子に対し、立民では元衆議院議員で現福島市議の石原洋三郎が出馬を決めた。先の衆院選では、全国の野党躍進と同様、1勝3敗で負け越した自民党福島県連は、参院選に向けて信頼回復と組織の立て直しが急務となる。しかし、「政治とカネ」問題を抱える森に対し、内部からは擁立を不安視する声も出始めている。
■検証レポート
相馬野馬追―収穫と2年目の課題
5月開催で、伝統の継承と観光振興の効果は?
近年の猛暑続きで日程変更を検討していた「相馬野馬追」は、令和5年度の酷暑での開催により、救護件数が激増したことから、日程を5月に変更して初の開催を迎えた。武士の鍛錬と神事でもあり、歴史や伝統を変えることについては反対意見も出ていたが、総じて日程変更は〝吉〟と出たようだ。
■追跡レポート
白河市議会が2度目の辞職勧告?!
北野白河市議「パワハラ・ストーカー問題」の〝その後〟
北野唯道白河市議が同市議会から
「パワハラ・ストーカー行為」で辞職勧告を受けてから8カ月が経過しようとしている。だが、周知の通り、北野市議は辞職勧告を受け入れることなく議員活動を継続。逆に同市議会を「名誉棄損」で告訴する事態となっている。本誌は「同市議会が北野市議への2度目の辞職勧告を準備している」との声が聞かれる中、一連の問題をめぐる〝その後〟の動きを取材した。
■時の話題
国際原子力機関(IAEA)が東日本国際大学で県内初の講義
原発事故から13年半、復興への意識醸成を図る
■2025インタビュー/太田福裕あぶくま信用金庫理事長
課題解決型金融の実践で、復興と創生へ貢献
■特別インタビュー/藤木豊東日本国際大学硬式野球部監督
「人間力の育成を基本に」
■特別連載④/佐藤民宝とその時代
みちのく人の悲哀を小説に
作家 笠井 尚
■連載/県内大学リレー寄稿「フクシマの未来像」【第104回】
災害時から平常時の総合リハビリテーションサービスを考える
矢本聡東日本国際大学健康福祉学部教授
■連載/文化企業家の系譜
第6回】宗清野和也劇団120○EN代表
世代にわたり長期的に関係性が保たれる地元で心から愛される演劇づくりを!