財界ふくしまは、福島の政治、経済などのニュースを発信する情報誌です。活気溢れる福島県経済界の情報をお届けする、財界21です。

財界ふくしま本社 TEL:024-545-2200
〒960-1107 福島市上鳥渡字東谷地1-1

内容ここから
あの味この味 区切り

2015年2月1日

株式会社マインド

介護を通して笑顔と幸せを提供し
地域とともに成長する

 

佐藤卓也代表取締役社長

 

 

■縫製業から介護事業に転換

 

──まずは御社の沿革を。

 

佐藤 昭和62年に婦人服の縫製業として、私の父(和也相談役)が設立しました。そこから事業転換をしまして、介護保険法が施行された平成12年に介護サービス事業に参入しました。訪問入浴介護サービスを移動入浴車1台から始めまして、現在は本宮市を拠点に郡山市、二本松市、大玉村で事業展開しています。

 

訪問入浴介護が1事業所、訪問介護が本宮と郡山の2事業所、介護タクシーが本宮に1事業所、デイサービスが郡山に1事業所、居宅介護支援が本宮と郡山の2事業所、グループホームが本宮、郡山、二本松、大玉に6事業所、サービス付き高齢者向け住宅が郡山に1事業所、小規模多機能型居宅介護が郡山と本宮の2事業所あります。私が社長就任後に開設したのが、サービス付き高齢者向け住宅やデイサービスなどの高齢者複合施設「マインド町東」と、昨年2月開設の「まいんど万世二番館」ですね。「万世二番館」はグループホームと小規模多機能型居宅介護を併設した事業所で、本宮市初の小規模多機能型居宅介護施設です。

 

──佐藤社長が学生時代は、家業はまだ縫製業だったわけですね。

 

佐藤 家業を継ごうと服飾の学校に通いまして、アパレル関係の仕事をしていました。事業を転換するということで、私も服飾から福祉の仕事へと、また専門学校に通いまして介護福祉士の資格を取得しました。東京、横浜で介護の現場で働きまして帰郷したのですが、当初は戸惑いばかりでした。

 

私たちが介護でかかわるのは利用者様の人生の最後の方なんですね。そこをどう過ごして頂くかという面で考えると、仕事を続けていくうちに、この仕事は介護が必要になった方に対して身体的な介護を提供するということではなくて、人生をどうサポートしていくかという非常に大切な仕事だと思うようになり、やりがいも感じるようになりました。

 

福島に戻ってきましてグループホーム「まいんど花の里」の管理者になり、現在、社長を務めていますが、ただ規模を大きくするだけではなく、自分たちが介護が必要になった時にどのような介護をされたいか、どのようなサービスを受けたいかを考えながら、事業展開をしてきました。一人の利用者様に対して、状態が変わった時にも、ほかの法人のサービスに移ってもらうことなく引き続き当社でサポート出来るよう、住み慣れた地域での各種在宅介護サービスから、自宅のように生活出来るグループホームやサービス付き高齢者向け住宅まで、幅広いサービスを行っています。小規模であるからこそ、かゆいところに手が届くという、利用者様のニーズを汲み取って幅広く充実したサービスを提供出来ることが当社の強みだと思っています。

 

■高齢者が住みよい地域づくりを担う

 

──これまでの事業展開の中で、思い出深い出来事は?

 

佐藤 グループホームの開所ですかね。「まいんど花の里」は本宮で初めてのグループホーム、「まいんど満天」も大玉で初めてのグループホームでした。いまではどういった施設か理解も高まってきていると思うのですが、当時は初めてということで、住民の方もグループホームというものを全く知らない。特にグループホームは認知症の方を対象とした施設ですので、地域説明会などを行うと、反対意見もありました。

 

しかし、ご近所を一軒一軒、回らせて頂いたら、自分の家族や親戚が認知症になって困っているんだとか、介護が必要で困っているんだとか、困っている方が実際には多くいらっしゃったんです。ただ、そういった方が相談出来る相手があまりにも少なかった。ですから、改めてグループホームの必要性を感じましたし、地域に開かれたものにしていきたいなと思いました。開所後は、何か行事がありましたら参加して頂いたり、認知症の理解を深めるために認知症の勉強会を開催したり、地道な活動を行っていきました。

 

自分たちの事業所があることが、地域づくりの一助になればと思っています。大玉にあるグループホームは、隣にアパートがあるんです。新しいアパートなので、住んでいる人も若い世代の方が多く、日中は両親が働いていて、子供は留守番しているというところもあるんです。その子供たちが、学校から自宅に寄らないで、そのままグループホームに来て宿題をしたり、その姿を見て、利用者さんが自然に寄ってきて宿題を教えたりしています。子供も安心ですし、利用者さんにとっても、いつも何かしてもらえるという立場ではなくて、してあげるという意欲を持つことが出来る。それはお互いにとってもいいことだなと感じました。いまではご近所の方も野菜を持ってきてくださったり、施設の前の畑を一緒に耕してくださるんです。そういう環境を作っていくことが私たちの仕事なんだなと感じています。

 

──今後の展望は?

 

佐藤 これまで新規事業所を多く展開してきましたので、介護事業に関しては、より一層、中身を充実させていきたいと思っています。

 

「すべては笑顔と幸せのために、私たちは地域とともに成長します」が当社の企業理念です。仕事を通じて、お客様に笑顔と幸せを提供することが、私たちにとって最大の喜びです。お客様に信頼されて、「やはりマインドが一番だ」と思って頂けるような事業所にしていきたい。そして、マインドがあることによって、この地域も高齢者の方たちも住みやすくなったと思って頂けるようにしていきたいですね。そのためにも、社員とともに心を高め、より成長していけるように頑張ります。

 

また、警備業のグループ会社である㈱マインドステーションと連携し、これからのニーズに合わせ介護と警備を融合した事業を展開していきたいと考えております。

 

そして、新規事業ではないのですが「万世二番館」に世代間交流公園を作りたいと思っています。今春にも着手したいと思っていまして、地域の方が散歩した時に寄って頂いたり、東屋で休んで頂いたり、子供たちが遊びに来れば、その姿を見て利用者さんも喜ぶでしょうし、その中で自然と交流が生まれればいいなと思います。(聞き手・渡辺利彦)

 

 

■佐藤卓也代表取締役社長略歴

 

昭和51年8月13日、本宮市生まれ。文化服装学院を卒業後、アパレル企業に就職。その後、東京国際福祉専門学校を経て、介護施設に勤務。平成17年に帰郷し、同社に入社。20年11月から常務取締役、23年12月から現職。

 

 

■企業 DATA

 

創業:昭和62年10月

 

所在地:本宮市本宮字蛭田46-1

 

事業内容:介護福祉事業

 

資本金:2,200万円

 

従業員:150人

 

http://www.mind-gr.co.jp/

 

(財界ふくしま2015年2月号掲載)


区切り

新刊情報

クロニクル昭和回想

新刊

買い物カートへ入れる

お問い合わせ お問い合わせページへ
ツイッター

もっと読む

内容ここまで

ホームページ制作 仙台 ホームページ制作 東京